6月2日 小中学校 学校訪問(松山市教育委員会)

2021年6月4日 18時00分

 松山市教育委員会より教育長様や教育委員様たちをお迎えする学校訪問がありました。

 読書集会の後、小学校6授業、中学校3授業を公開し、「日浦だからできる九年間の学び」の様子を参観していただきました。それぞれの授業を紹介します。

  

1年【道徳】「公徳の大切さ『きいろいベンチ』」

学習課題<みんなが使う物を大切にするのは、なぜだろう。>

 二人の中心人物の行動や心情について、一人ひとりが自分の考えを発表しました。みんなの発表に対して教師がゆさぶりをかけたり、“じゅんこちゃん”が登場したりして、「みんなが使う物を大切にするのは、なぜだろう」という問いに対して、キラキラとした表情でより深く練り合うことができました。

  

2年【生活】「ぐんぐんそだてわたしのやさい」

学習課題<とびっきりおいしい野菜が育つには、どんな秘密があるのだろう。>

 自分たちが育てている野菜が美味しく育つための秘密や苦労について、タブレットPCを操作してスライドを見せながら発表しました。スライドは、先生と一緒にお気に入りの写真を貼り付けながら作りました。ローマ字変換表を見ながら自分で作成した児童もいました。<使用ソフト:スカイメニュー>

 

3年【算数】「たし算とひき算の筆算」

学習課題<どんなひき算でもできちゃう筆算のこうりゃく法を見つけよう。>

 タブレットPCや指導者用のデジタルコンテンツを活用したり、ノートを撮影した映像をテレビで提示したり、引き算の攻略法を探りました。また、筆算の手順をフローチャートで可視化し、プログラミング的思考の育成にも取り組みました。<使用ソフト:ロイロノート>

  

4年【算数】「一億をこえる数」

学習課題<どんな大きな数でも読める達人になろう。>

 大きな数の学習で、教師がロイロノートで数字のカードで配り、桁数に着目しながら小さい順に並び変えていました。紙で配るよりも格段に速く処理することができます。一人一人が考えながら操作をしたり、全体の場で考えを共有化したりすることで、考えを深めることができました。<使用ソフト:ロイロノート>

 

5年【音楽】「和音や低音のはたらき」

 学習課題<和音や低音のはたらきを感じ取り、新しい表現を楽しもう>

 合奏の練習に取り組み、リズミカルなハーモニーが体育館に響きました。互いに演奏をタブレットPCで撮影し合い、自分の演奏を動画で見ることで客観的に振り返る活動ができました。このような記録を蓄積していくと、自分の演奏の上達ぶりが実感できますね。

  

6年【外国語】「Lesson3 ツアープランナーになろう」

学習課題<ツアープランナーになりきって、「私のおすすめプラン」を作成しよう。>

 指導者用デジタルコンテンツを大型テレビで提示して画面を指し示すことで、教師とALTの会話を分かりやすく伝えることができました。また、タブレットPCを使って、行ってみたい国を示しながら英語で表現するなど、一人一台端末を活用することでより豊かなコミュニケーション活動にすることができました。<使用ソフト:ロイロノート>

  

7年【理科】「動物の分類」

学習課題<今日の給食には、どんな種類の生物が関わっているだろう。>

 その日の給食に使われている食材を、ロイロノートで分類しました。植物性の食材の分類で、単子葉植物か双子葉植物か分からないものについて、一人ひとりが分担してインターネットを検索して調べました。調べた内容を発表し合い、自分たちで課題を解決していく活動ができました。<使用ソフト:ロイロノート>

 

 8年【道徳】「郷土を愛する態度『伝えるということ』」

学習課題<「伝統を守る」とは、どういうことだろう。>

 教師は指導者用デジタルコンテンツの映像や音声を提示し、生徒一人ひとりはタブレットPCで、学習者用デジタル教科書を見るというスタイルで資料を読みました。伝統について小集団で話し合い、考えをまとめた後、オンラインミーティングアプリで、興居島中学校と意見交流をしました。オンラインでつながることで、多様な考えに触れることができました。<使用ソフト:学習者用デジタル教科書、Zoom>

  

9年【社会】「日本の現状とこれから」

学習課題<選挙制度の歴史から、現在の日本の課題と解決策を探ろう。>

 選挙の投票率が下がっていることを学んだ後、投票率を高める方法について考えを出し合いました。また、投票しないと罰則がある国があることを知り、日本で行うことに賛成か反対かということをロイロノートで投票し、それぞれが考えたことについて、ICTを効果的に活用しながら伝え合うことで、学びを深めることができました。<使用ソフト:ロイロノート> 


 松山市GIGAスクール構想により、市内小中学校全員に一人一台端末が整備されました。

 当日、参加された方から「端末が学校を変えるのではなく、子どもたちのために端末を有効に使って授業改善をしていこうとする先生方によって、学校は変わるのだと感じました。」というお言葉をいただきました。

 日浦小中学校では、ICTの活用と少人数を生かした個別最適な学びを目指します。

 これからICT活用についても紹介していきたいと思います。