小学校 4年生 高齢者福祉体験学習(総合的な学習の時間)

2025年3月3日 20時58分

 前回、「笑顔のまつやま まちかど講座」の福祉学習で、松山市や日浦地区の高齢化率、福祉の意味などについて学んだ4年生。

 今回は、地域包括支援センターの方々に御来校いただき、高齢者の心や体の変化について考えたり、器具を使って高齢者疑似体験をしたりしました。

 人生経験が豊かな高齢者の心持ちや考え方、家庭や地域社会における役割、また、体の各部位の変化(老い)などを考え、理解することができました。

 4年高齢者福祉体験学習 (2)DSCN7611

 高齢者疑似体験では、白内障や緑内障になったときの目の見え方、筋肉や骨が衰えたときの体の動きや感覚などを体験しました。「想像以上にしんどい。」「体が重い!」「(高齢で体が老いたときの)大変さが分かった。」と、今の自分にはない感覚、普段味わうことのできない高齢者の気持ちを体感することができました。「今、なんの苦労もなく体が当たり前のように動くことに感謝!」といった感想を述べる児童もいました。

4年高齢者福祉体験学習 (24)4年高齢者福祉体験学習 (15)4年高齢者福祉体験学習 (13)4年高齢者福祉体験学習 (14)4年高齢者福祉体験学習 (6)

 高齢者の体の変化や症状にはもちろん個人差がありますし、高齢になると大変なことや苦労することばかり…というわけではないと思います。ですが、今日体験して感じたこと、知ったことがあるからこそ、「今まで以上に高齢者に目を向けて寄り添い、できることをしていきたい。」「高齢者の福祉についてもっと考えていきたい。」といった感想を、子どもたちは持ったようです。今日の学習を生かして、これからさらに探究し、考えを深めていきましょう。

 地域包括支援センターの皆様、体験キットを貸してくださった松山市社会福祉協議会の皆様、ありがとうございました。